ひざの健康

 

間違った世間話

 

ひざの関節の痛みや違和感について世間話してると

意外と多くの方が誤解していたり

勝手な解釈しているのが【軟骨】の事です。

 

管理人管理人

最近、ひざが痛くて・・・

おばさん

それって軟骨が飛び出してるのよ!

管理人管理人

えっ!軟骨って飛び出すの!

 

こんな会話を聞いたりしたことが

ありませんか?

 

調べてみると軟骨が飛び出る事はないようです(笑)。

 

 

 

誤解

 

ひざの関節についてよく誤解されているのが

軟骨(関節軟骨についてです。

 

「軟骨が飛び出しているから痛い」

「コラーゲンを食べると軟骨が再生するらしいよ」

「コンドロイチンって軟骨を作るらしいから食べれば」

などなど。

 

医師に聞いたり文献で調べましたが

軟骨はすり減る事はあっても飛び出す事はありませんし、

食べ物や薬で再生されることも無いそうです。

 

最も多いひざの病気変形性ひざ関節症

ひざの軟骨がすり減って起こる疾患なので

軟骨については正しく理解する必要があります。

 

 

 

 

関節軟骨とは

 

サスペンションと潤滑油

 

車の足回りには路面からの衝撃や振動を

和らげるために緩衝装置(サスペンション)が

付いています。

 

サスペンション
車のサスペンション

 

 

関節軟骨も私達のサスペンションです。

 

 

骨と骨の継ぎ目で骨にかかる衝撃を和らげたり

曲げ伸ばしの際に起こる骨どおしの擦れを

防止し、スムーズに作動する役割を持っています。

 

いわば関節の潤滑油です。

 

 

 

骨どおしが直接接していると

歩くたびに足で受けた衝撃が頭まで響いたり、

少しの衝撃で骨にヒビが入ったり折れたりする

可能性が非常に高くなります。

 

もちろん曲げ伸ばしする度に骨と骨が擦れ

すぐに磨り減ってしまいます。

 

歩いたり、走ったり飛び跳ねたり運動や

日常の動作ができるのも関節軟骨のおかげです

 

 

 

衝撃の分散の仕組み

 

関節軟骨は半月板(ひざのお皿)より少し硬く

表面は滑らかになっています。

 

とても強い「コラーゲン線維」が土台の組織で

「プロテオグリカン」が絡みついています。

 

関節軟骨の構造
アステラス製薬様より引用

 

 

 

 

 

 

 

 

プロテオグリカンは水分とくっつく性質で

関節液内の水分と栄養分を軟骨組織に与えます。

 

この水分で関節軟骨に衝撃が伝われば

水分を吐き出しショックを吸収したり、

水の入った風船のように変形して逃したりします。

 

水を入れた風船で中身スポンジが詰まっている

感じです。

 

日常何かしら動く度に、ひざが動いて

大小はありますが屈伸しているのですが

その動作によって関節軟骨に栄養を与えています。

 

 

 

 

修復機能

 

壊れた関節軟骨は修復できるのでしょうか?

 

疑問を持つ女性

 

ある程度らしいのですが壊れた組織を修復する

機能は持っているようですが、身体の中でも

関節軟骨は最も修復し難いようです。

 

骨折や筋肉、皮膚等の微小な傷などの修復の役目を

担っているのは血液で、栄養素を与え細胞を供給し

骨まで作る細胞も運んでくれるのですが、

関節軟骨には血管が通っていません!

 

些細な傷等に関しては関節液から養分などを

取り込んで修復しますが、軟骨自体の強度より

落ちる線維性軟骨と言われるものでの修復されるようです。

 

こう聞くと少し心配になりますね。

 

痛散湯