ひざの痛みに薬は?

ひざの痛みに薬は有効なのか?
薬はひざの関節を治すのに効くのか
結論から言いますと、医師に聞いたのですが
ひざの関節を根本的に治療する薬は無いそうです。
変形性ひざ関節症に対する薬として処方されるのは
多くの場合は貼り薬や塗り薬で、
痛みや炎症を抑える効果のある消炎鎮痛剤です。
これをもらう多くの人が感じるのが
「痛み止めで一時しのぎなのでは?」
ということです。
これを医師に聞くとこう返答されました。
[char no=”4″ char=”医師”]確かに根本的な治療ではないですが
炎症と痛みを抑えることで関節の破壊を防ぐ事が出来ます[/char]
つまり薬によって炎症を抑え腫れを取り(消炎効果)、
痛みを和らげる(鎮痛効果)を組み合わせて
総合的な効果をあげているそうです。
また薬によってその効果の比率は違うので
それぞれの症状に合った薬が必要です。
痛みが減るとか痛みを感じなくなるのは
私達患者にとってはとてもありがたいですよね。
薬は的確に利用する
ひざ関節症の薬には飲み薬、塗り薬(貼り薬)などがありますが
それぞれに長所や短所があります。
飲み薬
・長所 飲むだけなので面倒が無い。
・短所 気軽なので忘れやすい。胃腸に負担になるものもある
塗り(貼り)薬
・ 長所 患部直接なので効率が良い
・ 短所 かぶれ、かゆみが出る場合がある
服を汚す可能性がある
どちらも一長一短ですがあなた自身が医師と相談して
「内服薬より外用薬がいい」
「塗り薬より貼り薬にして欲しい」などと
希望を伝えて、薬の効果を踏まえて医師に
判断してもらうのが最良だと思います。
また薬に関しての注意として
自分勝手に使うタイミングや使用する量を
決めてはいけません。
薬には副作用など専門家の知識が必要なので
医師の指示に沿った利用をしましょう。
また場合によっては副作用を考慮しても
その期間は使うほうが治療に効果的という
タイミングなどがある場合もあるそうです。
もし「副作用かな」と感じた場合は
医師に相談してみましょう。
追記
他に使用している薬がある場合は
必ず医師や薬剤師に相談して下さい。
関節軟骨を蘇らせる薬
変形性ひざ関節症など関節炎や関節症の多くは
関節軟骨の損傷が原因とされています。
では骨粗鬆症にはカルシウムやビタミンDを
サプリなどで内服して骨を丈夫にしますが
関節軟骨を修復するのに薬やサプリは
無いのでしょうか?
私のような素人の考えでは
関節軟骨の材料となる成分を服用などしてやれば
早い効果が出るのでは?と考えていました。
調べてみると
服用によって軟骨の材料を体内に入れても
胃や腸で一度分解され、更に関節軟骨の中にある
軟骨細胞によってコラーゲンやプロテオグリカンの
分子に結合されてはじめて軟骨の材料になるそうです。
ですが、
それらを吸収しやすくされた薬やサプリとして
効果的な吸収を目的としたものを服用することは
効果が上がるとも言われています。
直接ひざ軟骨にコラーゲンやプロテオグリカンを
注入するれば?と思いましたが、
プロテオグリカンは軟骨細胞によって合成された
コラーゲンの網目組織に取り込まれてはじめて
関節軟骨としての性質を持つそうです。
そもそも変形性ひざ関節症はこのコラーゲンが
破壊されているのであって、材料だけを
注入しても残念ながら関節軟骨にはならないそうです。
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